あらすじ
趣味は読書、一人でいることを好む「僕」。そんな「僕」は、ひょんなことからクラスメートの桜良と関わることになる。
桜良は明るいクラスの人気者。しかし実は膵臓の病に侵されており、余命1年を宣告されていた。
病のことを話したのは「僕」だけだという。
桜良が死ぬまでの残り時間。「僕」は奔放な彼女のやりたいことに、半ば強引に巻き込まれていく。
(ネタバレあり)
かなり有名な本作。今になって読むとは。
これってもとは小説家になろうに投稿されてたんかあ。知らなかった。
なんかいろいろメディア展開されてますが、自分は実写映画の放送を、よりによってラスト部分だけ見てしまっています。
桜良が死ぬことについては冒頭でわかるようになってるものの、死因は知らずに読んでみたかったな・・・という失敗。
病気のことを知っても変わりなく接してくれるであろう、主人公にだけ秘密を明かした咲良。あまりに気丈で元気よく、主人公をがんがん振り回していくんだけど、それだけにごく稀に見せる弱った本音が・・・。
本当に死ぬのかな?って思いますもんね。でも本人も「死ぬよ」と何度も断言するし、冒頭で間違いなく亡くなっている。
だけど、本当はもうちょっとだけ生きられるはずだった。病とは関係のない、人の手によって命を奪われてしまいました。
彼女はどうあっても間違いなく死ぬ運命だった・・・。
文章にするのが難しいですが・・・、
咲良は人と人との関わりに生を見出していました。
「君の膵臓をたべたい」という、自分が持たない憧れから来る感情を相手に持ち、心を通わせることで彼らは生を感じていたと思います。膵臓を食べたい、ということは、生きたい、ということ。
そして同時に、何もかも予定通りに行くことはない、ある日突然人は失われる、ということも知りました。
咲良にとってはまさに想定外だった余命宣告。それをもさらに狂わされ、突然命を落とす。
で、なにが言いたいかってゆーと、なんだかよくわからなくなってきましたね。
うまく言語化できそうな時に書き足したいです。それぐらい適当な感想日記です。